2009.08.10
スーツのバランス『涼感スーツ編 下』
前回の続編となりますので、『涼感スーツ編 上』を是非お読み下さい☆
写真は「もう少しアップでお願い!」というリクエストが多かったので。
☆コーディネイト
「素足にサンダル」が最強に涼しいでしょう!
って女子の話ですよ、オフコース(笑)
まずVゾーンが肝要。
写真のタイは芯地の入っていない「ニットタイ」。
軽く通気性も抜群で見た目のザックリ感で涼しそうな印象を与えます。
ニットタイ以外なら、「ライトブルー」「白地にストライプ」のように涼しさを
与えるカラーがオススメ。
シャツは「リネン100%もしくはリネン混」が断然クール!
通常のコットン100%と比較すると体感温度は「2℃」、
さらにポリ混のものよりは「3℃」涼しく感じるでしょう。
ちなみに暖色系のカラーは避けた方がベター。
また「白の分量を増やす」という意味合いでも「白のリネンチーフ」
はかなり有効な手段です。
次にアクセサリー。
「キラリと光るネックレスにカゴバック♪」
なんかがやはり女性では最強に涼しいアクセサリーかも。
「なんだよ、また女子の話?」と思わないで下さい(笑)
実は私たちにも共通するキーがあるんです。
「光る」には高級感と涼しさ(クール)のイメージが同居しているので、
ウール100%のスーツなら光沢のある方が涼しそうに見えるんです。
時計も同じ理由で、革ベルトよりメタルのブレスレットタイプの方がキラリと涼しげ。
他に重要なコーデの要素「靴」「バック」は?
と思うかもしれませんが
「素足にローファー」に代表されるジャケットスタイルならいざ知らず、
スーツスタイルでは正統を心掛け、あまり夏を意識する必要はありません。
さて、最後の問題です。
「A氏とB氏ではどちらが涼しいでしょう?」
A氏 チャコールグレイの厚手パンツにポリ混のシャツをノータイで
B氏 リネン混のアズーロスーツにキリリとニットタイ、シャツは同じくリネン混
ネクタイを外せば涼しいというわけではありません。
「クール・ビズ」という名のもとに公共の場でも服装があまりにイージーになり過ぎて
いるように感じます。
服装というのは「寒暖の調節」と共に相手に対する「礼節を示す」という大事な
意味合いがあるのを忘れないで欲しいと、
一人の日本人として想っています…
代表 大東