2009.05.18
フィレンツェのマンニーナ 追記
「結局、大東さんのはマッケイなの?」
「底はオールレザー?」
「プライス教えて!」
と、反響が大きかったので今回はもう少し詳細に☆
製法は「マッケイ」です。
靴好きな方はご存知の通り、マッケイは「返りが良い」という長所が
ある反面接地感が少し硬くなります。
地面についた時の衝撃が比較的ダイレクトに伝わりやすいのです。
これは製法の特徴上、中モノ(コルク)があまり入らないから。
グッドイヤーはこの点、馴染むまでに多少時間がかかりますが、
コルクの分量が多いため、接地感が柔らかい感じになります。
ただし、すべてのグッドがそういうわけでもなく
「クォリティーの高いグッドイヤー」限定ですが・・・
ところがドッコイ、
この靴はソール材のおかげでそこまで硬さは感じません。
写真のようにウェスト部分を除き、ラバーソールになっているんです!
デザイン的にもサイドゴアとマッチし、「なかなかやるな!」という
仕上がり。
多少の雨でも履けるという利点もありますし。
プライスは260ユーロほどでしたので、円換算すると約33,000円。
日本の靴事情からすると良心的と言えるのでは。
最近になって、いくつかのインポートシューズが値下げをしていますが、
それでも、クォリティー、現地の価格を考えると割高なのが実情。
絶対値としての高い、安いではなく、
「モノの価値とプライスのバランスが適正か」
私たちもこの「モノを見る目」を磨こうではありませんか!
代表 大東