2015.01.26
オッドベスト
もう一月も下旬ではありますが、本年最初のブログなので・・・
明けましておめでとうございます☆
食べ物の話をしたいところではありますが、長くなるので
やめておきましょう(笑)
秋冬はスリーピースのご注文を多くいただきます。
普通のウール地ではなくフランネルのような少しカジュアル
な素材でスリーピースだと、コーディネートを考える楽しみも
増えるのではないでしょうか。
また、最近になり以前上下のみでご注文いただいた
スーツのベストのみを追加でご注文いただくことが増えました。
そのように、ベストのみを追加でご注文いただくことも可能ですが、
同じ生地が品切れや廃番になってしまい、ご用意ができない場合もあります。
そんな場合は「オッドベスト」はいかがでしょうか?
いつも当ブログをご覧いただいている皆様にはご説明する
までもなさそうですが、オッドベストとは・・・
・オッド‐ベスト(odd vest)
《oddは、半端の、片方の、の意》上着とセットになっていない
単独のベストのこと。
普通のベストと比べて変わったデザインが多く、アンティークな
雰囲気をもつのが特徴。(デジタル大辞泉より引用させていただきました)
とあります。
私は今シーズン、ゼニアのヘリテイジのミディアムグレーでオッドベスト
を仕立てました。
これくらいの色合いであれば、起毛や梳毛に関わらず合わせやすい
のではないでしょうか。
また、写真では見えませんが、背中を共地で作成しています。
スリーピーススーツのベストですと、背中は裏地である場合がほとんどですが、
オッドベストの場合は、背中が共地のほうが上着を脱いだときに、
よりカジュアルでこなれた雰囲気が出ますよ。
それ以外ですと前回ご紹介しました、トロフェオ・カシミアのジャケット、
ベストも共地で作成しております。
(12月22日・今シーズン最終章の写真をご覧ください)
ジャケットだけでもいいですが、合わせてベストを共地で作るなんていうのも
オーダーならではです。
ジャケットとセットで着てもいいですし、オッドベストとして単品使いもできます。
休日はベストのみをデニムにコーディネートしたりと、ヘビーローテーションです。
それから、ジャケットと近い柄や色を合わせようとするよりは、完全に
色や柄を変えて、コントラストを付けたほうが、オッドベストとしての存在感が
出ると思います。
オッドベストに関してはまだまだ初心者な私ですが、参考になれば♪
森岡