VIVA! ボノーラ Ⅲ

さぁ、イタリー靴「ボノーラ」の続きですよ♪

軽く復習すると
「あなたは靴のどの部分に重きを置きます?」
大別すると以下の6点に集約されるのでは。
1 作り
2 革
3 木型
4 歩行性
5 価格
6 デザイン(コーディネイト)(エモーション)

前回は4まで述べたので、今日は5から☆

5 価格
シューズ界では「高い靴=いい靴」という方程式は存在しない。
一つの目安として、価格に比例するのは、製法の複雑さ(ハンドの質量含む)、
革質、ブランド力。
ワタクシも購入して痛い目をみたことがあるが、約20万円の〇〇〇・〇〇より
6万円程度の平均的ノーザンプトン物の方が総合的にみて「いい靴」だと実感する
こと多々あり。
さらに、オックスフォードシューズではなく、スリッポンなんかでは、4~5万円ほど
で上記1~4で高ポイントのシューズあり。

6 デザイン(コーディネイト)(エモーション)
エルメネジルド・ゼニアのトロフェオネイビースーツには、ブラウンのアンティーク
フィニッシュが施されたストレイトチップを。
ロロ・ピアーナのサマーカシミアジャケットには、タバコカラーのスウェードローファーを。
みたいな全身のコーディネイトを完結させるための動機もあるでしょう。
比較的洋服が好きな人は、この傾向強し。
これらを「シューズとはコーディネイトの一部派」と呼びましょう♪

反対に「シューズ単体の美を追求する派」は、ひたすらシューズの細部にこだわり
全体のコーディネイトはどこ吹く風、という人多し(笑)

「大東さんは?」
「えっ、ワタクシ?」
ワタクシは断然、「シューズとはコーディネイトの一部派」。
筆頭株主です(笑)

また、時代の空気みたいなものが購買につながることもあり。
例えば、今シーズンは芯地の薄いライトブルーのジャケットを仕立てたので
「靴も軽い方がいいかな?」みたいな。

男の靴は洋服ほど形が変わらないといっても、やはり20年前のシューズは古臭く
感じるもの。(多いですな)
また「シューズとはコーディネイトの一部」と考えると、洋服自体が時代とともに
変わっていくので、シューズもそれに合わせ当然変化していくもの。
「20年前の靴を大切に履き続けている」というのは素敵なことですが、所有靴の
なかで低いパーセンテージでも時代の雰囲気にあった靴があるとモアベターでしょう。

次回はついに感動の最終回!お見逃しないように!

写真は、旧ボノーラのシングルモンク。
バルザックの小説に出てくるカワウソのようなスウェイドはアンラインド。
ゼニアのチノカシコやコットンスーツなんかに合わせると最高。

                                 代表 大東

追伸
スタッフが順番に夏季休暇をとりますので、次回ブログ更新は8月6日となります☆

STAFF

代表 大東 代表 大東

店長 和田 店長 和田

スタッフ 森田 スタッフ 森田

CATEGORY

topへ