FEATURE.04FABRIC取り扱い服地ブランド
服地は、テーラーリングの技術とともに、見栄えと着心地を大きく左右しますので、最高品質のものを厳選しています。イタリアは、服地界の世界2大ブランドと呼ばれる「エルメネジルド・ゼニア」「ロロ・ピアーナ」、イギリスは「ハリソンズ」など至高の着心地を約束するものばかりです。
エルメネジルド・ゼニア イタリア
1910年Ermenegildo Zegna(エルメネジルド ゼニア)によって創立。伝統に座すことなく、常に革新、創造性を追究するゼニアは「イタリア服地こそ世界NO,1である」と言わしめた実力を持つ。プレタの自社ブランドも展開し高級紳士服業界のリード役となっている。
またアルマーニ、ブリオーニをはじめ世界の一流ブランドがその服地を使用している。
こだわりの服地作りを現地で学んだ代表の大東が解説
ゼニアの工場はアルプスの麓の街トリヴェーロにあります。ウール工場に必須な天然の軟水が豊富に使用できるからです。
工場内は、伝統的な織機から最新のものまで特性によって巧みに使い分けられていました。
その中で生産されている「トロフェオ」(伊でトロフィーの意)は、羊毛コンテストで入賞した原毛のみを使用し、柔らかな肌触りときれいなドレープを実現しているゼニア伝統の服地です。
その一方で、服地開発力にも優れ、革新的なものを次々とリリースしています。
例えば「トラベラー」は高い防シワ性能から世界のジェットセッターから愛用され、「クールエフェクト」は太陽光を弾くことによって服地の表面温度を約10℃下げることに成功しています。
「伝統と革新」の見事な融合、これこそがゼニアの神髄です。
他の工場内部は公開NGとなっています
ロロ・ピアーナ イタリア
日本では江戸の町人文化が華やかな頃、1812年に創業。以来、最高級ウールと高級カシミヤの扱い高で世界一を誇る。また「神の繊維」と言われるビキューナの販売権を持っているなど、常にラグジュアリー・マーケットにおける主役的存在。
エルメス、ルイヴィトン、シャネルなども服地を採用している。
こだわりの服地作りを現地で学んだ代表の大東が解説
ロロ・ピアーナの工場は北イタリアのクアローナという緑豊かな地にあります。積極的に最新鋭の織機を導入し、服地の研究に余念がありません。その中で生産されるスーパー150’Sレベルの服地はしなやかで、かつイタリアらしい色気に溢れています。
また希少な「ベビーカシミヤ」は、生後6カ月頃に一生に一度だけしか採取できません。通常のカシミヤでもロロ・ピアーナのものは別格なのですが、こちらはそれを2乗にしたほどの「軽さ」「柔らかさ」「光沢」を誇ります。
「真のラグジュアリーの追求」これこそがロロ・ピアーナの真骨頂です。
他の工場内部は公開NGとなっています
カノニコ イタリア
そのルーツは1663年まで遡ることができるイタリアミルの名門。通常、服地生産は分業制だが、原毛、糸、製織、仕上げに至るまで自社で管理している。「ハイクオリティなのにリーズナブル」で世界的に人気を博している。
ハリソンズ イギリス
1863年、サー・ジョージ・ハリソンによって創設。以来そのクオリティーとプレステージの高さにより英国王室はもちろん、欧州中の王族から愛され続けてきた名門。
「最上級の原毛のみが最高級の服地を作り上げる」が哲学。
その他取り扱いブランド
日本:葛利毛織
イギリス:EDWIN WOOD HOUSE(エドウィン ウッド ハウス)、PORTER&HARDING(ポーター&ハーディーング)、HARRIS TWEED(ハリス ツィード)
イタリア:LARUSMIANI(ラルスミアーニ)