服地との出会い

自宅の目の前に小さな梅林があるのですが、今朝見たところ7割程度咲いているでしょうか。
毎年、梅の白い花が咲き始めるのを見て、春の訪れを実感しています。

春は出会いと別れの季節といいますが、服地との出会いは一期一会だなぁと、つくづく思います。
「この柄いいな!1着仕立てようかな!でもよくありそうな色柄だから、次の機会でいいか…。」
なんて具合にチャンスを逃すと、しばらくしてから、やはりあの生地で仕立てたいと思っても、そのときにはもう品切れになっていて、似た色柄の生地もなかなか見つからないなんてことがしょっちゅうあります!
テーラーあるあるです(笑)
なので「これ気に入った!」という生地に出会ったら、その時にオーダーしてしまうのがオススメです!

私は先日、ジャケット地との最高の出会いがありました!
商談時にロロ・ピアーナのK氏が持っていた「リネンツイード」のクオリティサンプルを見て、まさに一目惚れ♪
思わず衝動買い?衝動発注?してしまいました(笑)
待つこと数日、イタリアから届いたのが写真の生地です☆
チェック柄は全般的に好きな私ですが、特にオーバーペーンが乗ったバージョンのグレンチェックには目がありません♪
しかも、これは文句の付けようのないチェック具合☆
適度に柄のコントラストが効いて、いい塩梅に大きめの格子。
濃過ぎず明る過ぎず、丁度よいブルーの色合い。
派手過ぎず地味でもなく、ジャケット地らしいカジュアル感がとてもいい感じです!
春夏物ですが300gとウエイトがあり、しっかりした生地感のリネンツイードだから表現できた柄でしょう☆
今年の5月から新元号に変わりますが、まさに平成最後にして最高のグレンチェックに出会うことができました(笑)

ジャケット 109,800円
ウール61%・シルク14%・リネン13%・ポリアミド12%

店長 和田

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