TPOのおはなし

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BLESSブログ「ザ・テーラーズ」をご覧の皆様、
あけましておめでとうございます!今年も宜しくお願い致します。
2017年最初のブログは大石が書かせていただきます♪

昨年の話なのですが山登りに行った時、頂上に
いかにも動きにくそうなチェスターフィールドコートに
ローファーを穿いている人がいて、とても違和感を覚えました。
(勿論靴はぐちゃぐちゃでした...)
記念写真を撮ろうにもその人が写り込むと合成に思われてしまうので
撮る角度を苦労したのも良い思い出です(笑)

そして今年の初詣にも、迷彩柄のカジュアルウェア等、
違和感のある着こなしをしている人を多々見つけました。
とは言えこちらに関しては、私も初詣は和服や略礼装を着ておらず、
その中の一人なので何も言えません...(笑)
むしろ、昨年の山登りもそうなのですが、
そこにいた外国人の方がその場に合った格好をしていて、
とても格好良かった事が印象的で新年早々ブログを書かせて
いただきました!

服飾評論家で、クラシコイタリアを日本に広めたあの落合正勝氏は
日本人で一番オシャレな人は村山富市元首相であると生前言って
おりました。
理由は、公の場で一度もコーディネイトを過たず、
政治家としての服装をわきまえていること。
頑ななまでにルールとTPOに相応しい着こなしを守っている
からであると。

TPOをわきまえてこそオシャレであるという歴史は古くから存在して
いて、先程登場したチェスターフィールドコートの由来にもなった
チェスターフィールド6世伯の2代前、
チェスターフィールド4世伯も18世紀に、こう言っています。
「分別のある人は、服装に個性が出ないように気を配るものだ。
自分だけ飛び抜けた格好はしない。その土地の知識人、その社会の
人と同程度の格好、同じような服装をする。身なりが立派すぎれば浮くし
みすぼらしければ服装に気配りがなされていないということで
失礼に当たるからだ。」

そしてこの2人がこの言葉と共に言っていたのが、
「仕立ての良い物、身体にぴったりと合うものを着ること。」
このようにTPOをわきまえた上で、サイズ感や細かな部分を
こだわった着こなしを愉しむ事が本当のオシャレなのではないかと
思います♪

日本人は勤勉で真面目でルールを守り、あまり自己主張をしない
国民性であるが、服装に関しては昔から和服の裏地で遊んでみたり
小物が芸術の域に達したりしている。
日本人は美意識、美的センスが無いと言われるが、
本当はもしかすると服装に関してもTPOをわきまえた上での着こなしが
潜在的には得意なのではないかと思います。

私もそう自分に言い聞かせ、TPOをわきまえた上での着こなしをし、
真のオシャレになりたいと思います!!
これを今年の目標にします☆

                    大石

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