2015.08.17
クリーニングとメンテナンス
日中の最高気温が35度以上の猛暑日がこれでもかというくらい各地で続いています。
夜間も気温が下がらずエアコン無しでは寝苦しいですね。
上空の偏西風の蛇行、太平洋高気圧の張り出し、勢力の強い台風の存在という、
日本付近に熱波をもたらしやすい3つの条件がちょうど揃ってしまっているとのこと。
ですが、ファッション業界では春夏シーズンはもうおしまいです♪
少し早い気もしますが、季節の合間ということでクリーニングのお話を。
新しい季節に備えてワードローブの中身を入れ替える“衣替え”は、半年ぶりに
再開するアイテムに期待を膨らませる人も多いのではないでしょうか。
その時期に夏物をクリーニングに出される方も多いかと思います。
出すタイミングは、スリーシーズン物かフランネルなど、生地によって違い、
着用頻度や回数によっても違ってきます。
目安としては、週に2回ほど着ていたものなら、衣替えの時期に1回出すぐらいが
オススメです。
(赤ワインをこぼした場合など、ひどい汚れの時はすぐに出しましょう)
タバコの臭いが付いた、シワになった。
それだけでクリーニングに出すのはオススメできません。
髪を洗いすぎるのが良くないのと同じように、羊の毛で出来たスーツも
クリーニングのし過ぎは良くないからです。
生地本来の風合いが失われていくばかりか、型崩れする可能性も出てきます。
私たちとしても、お仕立てしたスーツ、ジャケットは出来るだけ長く着ていただきたい
と思います♪
プロに「オーバーホール」してもらうのもいいのですが、
実は日頃からの「セルフメンテ」が一番大切なんですよ☆
一度着用したらブラッシングをし、シワになったら自分でプレスをしましょう。
ブラッシングには生地の目に入り込んだホコリや汚れをかき出し、
服地の呼吸を助ける役目があり、
プレスはシワを取るだけでなく、防虫や消臭の役目もあります。
(写真のKENTブラシはブレスの密かな売れ筋商品です笑)
プレスに関しては、たまに店頭でスタッフが作業をしていますので、
観察してみてください☆
森岡